20.とうふ
美肌等に効果 –
豆腐はビタミンE、ビ タミンB1、ビタミンB2、ナイアシンを含んでいます。Eは、血行をよくする作用があり、美肌つくり、肩こり、腰痛に効果があるほか、活性酸素や脂肪の酸化を抑制し、がんや成人病の予防効果も指摘されています。B群は、皮膚や粘膜の健全化などに、ナイアシンは、皮膚や胃腸の健全化に、効果があるといわれて います。
21.ミニトマト
ミニトマトに含まれるリコピンやβカロチン、ビタミンC,Eの抗酸化作用により、お肌を健康にするだけでなく、弱ったお肌までも健康にする効果があるといわれています。
またミニトマトに含まれるリノール酸の働きによって、コレストロール値を下げたり、脂肪を燃焼する効果があり、さらに食物繊維の働きにより便秘改善や体内の老廃物を出すことから、ダイエット効果も期待できます。
さらにリコピン・ビタミンC・ビタミンEの作用により、認知症の原因となる脳のサビつきを防ぐ効果があり、他にもビタミンCとビタミンEの相乗効果により、抗酸化作用が強まることでガンや動脈硬化の予防にもなると言われています。
さらにアトピーや花粉症などのアレルギー症状の緩和や、骨粗鬆症、関節リウマチ、ガン予防への効果についても研究が進められています。
このようにトマトには多くの栄養成分が含まれていて健康や美容に多くの効果が期待できます
22.じゃがいも
じゃがいもには、ビタミンCが豊富で、含有量はリンゴの約5倍です。
ビタミンCは抗酸化作用があり、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高める働きがあります。また、コラーゲンの合成を助け、骨を丈夫にしたり、肌にハリを与えたりするため、健康・美容の両面にポジティブな効果が期待できます。
またカリウムも豊富です。
カリウムは体の細胞内の過剰な水分(ナトリウム)の排出を促す効果があり、むくみの予防・解消や高血圧になるリスクを軽減することができます。
さらにじゃがいものビタミンB1は糖質を体内で分解する酵素をサポートして、体を動かすエネルギーに変換する働きがあります。疲労からくる手足の痺れや食欲不振、不安、集中力不足を改善する効果が期待できます。
23.きのこ
きのこにはタンパク質や糖をはじめ、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維質(β-グルカン)などが多く含まれています。
どれも人の生命維持に欠かせない必須栄養素です。
また、きのこ類の菌食が薬理作用として、糖尿病、高血圧症、腫瘍、アレルギー、など、生活習慣病といった病気に効果を発揮するといわれています。
きのこの栄養とは・・
ビタミンB1・・・疲労回復のビタミン。糖質の代謝を行い、脳や神経系の働きを維持する。
ビタミンB2・・・美容のビタミン。皮膚や粘膜を健やかに保つ。
ビタミンD・・・カルシウムの吸収を促進する。骨を丈夫にするのに必要な栄養素。
ミネラル ・・・骨や体を作り、体の調子を整える。
食物繊維 ・・・不溶性の食物繊維が豊富。腸のぜん動運動を促し便秘を解消する。
β-グルカン・・・細菌やウイルスに対する抵抗力を高め、大腸がんの予防にも期待。
しめじとまいたけのプチ情報
2つとも食物繊維、ビタミンB群、ビタミンDを多く含んでいます。ただし、しめじは肝臓の働きをサポートするオルニチンが圧倒的に多いです。
一方まいたけには、たんぱく質分解酵素のエンドペプチターゼが含まれており、お肉を柔らかくする作用があります。お肉を焼くときに、ちぎったまいたけを数時間まぶしておくと柔らかくなるそうです。
24.ゴーヤ (☚クリックするとレシピへ移動)
ゴーヤは加熱してもビタミンCが壊れないので、疲労回復や感染症の予防、またコラーゲンの生成を助けてメラニン色素の過剰生成を抑えるなど、肌荒れ防止の味方となってくれます。
また苦味成分のモモルジシンは消化液の分泌を促す働きがあり、胃腸の粘膜を保護し、胃腸を刺激して食欲をわかせるなど、夏バテを防ぐ力になります。
それだけでなく、自律神経のバランスを整え、血圧・血糖値を下げたり、肝機能を高めたり、疲労回復の助けになるなどの働きもあります。
もうひとつの苦味成分ククルビタシンはフラボノイド系で、活性酸素の生成を抑制し、また毛細血管を丈夫にして細胞や血液循環を守ってくれます。そのほか食物繊維が便秘や肥満を予防し、またカリウムが過剰なナトリウムの排出を促して、血圧や知覚機能を健やかに保たせてくれます。